「IPOがなかなか当たらない・・・穴場の証券会社ってないのかな・・・」
IPO初心者の人に限らず、IPO投資をしている人なら誰もが抽選という高い壁にぶつかります。落選続きの人も少なくはないでしょう。
当選しにくい理由の1つとして考えられるのは、抽選参加者が多いからです。当たれば大きな利益を出せるIPOですから、多くの人が抽選に参加するのは必然と言えます。参加者が多くなればなるほど、当選確率は低くなりますよね。
では、どうやったら当選しやすくなるのでしょうか?それを考えるにあたっては、さきほどの当選しにくい理由を逆手にとってみてはいかがでしょう。つまり、抽選参加者が少ない証券会社、言い換えると口座開設数が少ない証券会社から申し込めば良いのです。
そこで今回は、主な証券会社の口座開設数を一覧で紹介したいと思います。穴場の証券会社を探している人は是非参考にしてくださいね。
証券会社の口座開設数一覧2018年
ではさっそく2018年3月時点における各証券会社の口座開設数を一覧で紹介していきます。2018年における各社の幹事実績も併せて記載しておくので参考にしてくださいね。
証券会社 | 口座開設数 | 幹事実績 |
---|---|---|
いちよし証券 | 16万 * | 19件 |
岡三オンライン証券 | 17万 | 31件 |
水戸証券 | 17万 | 7件 |
東洋証券 | 20万 | 10件 |
アイザワ証券 | 24万 | 11件 |
GMOクリック証券 | 34万 | 0件 |
東海東京証券 | 35万 | 16件 |
岩井コスモ証券 | 42万 | 25件 |
岡三証券 | 50万 | 31件 |
カブドットコム証券 | 108万 | 15件 |
松井証券 | 113万 | 4件 |
みずほ証券 | 174万 | 51件 |
マネックス証券 | 176万 | 36件 |
楽天証券 | 261万 | 3件 |
大和証券 | 321万 | 20件 |
SMBC日興証券 | 332万 | 49件 |
SBI証券 | 426万 | 62件 |
野村證券 | 531万 * | 25件 |
また、幹事実績は2018年10月12日に上場したイーソル株式会社までを計上しています。
大手の野村證券やSBI証券などと比較すると、いちよし証券から岡三証券までは口座開設数が少ない証券会社となるでしょう。いちよし証券に限って言えば、野村證券の約33分の1の口座開設数になっているので、かなり少ないと言えますね。
【参考】2017年の証券会社口座開設数一覧
参考情報として、2017年3月時点における各証券会社の口座開設数も一覧で紹介しておきます。幹事実績は2017年中の数値です。
証券会社 | 口座開設数 | 幹事実績 |
---|---|---|
岡三オンライン証券 | 13万 | 23件 |
いちよし証券 | 16万 * | 34件 |
水戸証券 | 17万 | 9件 |
アイザワ証券 | 19万 | 10件 |
東洋証券 | 21万 | 16件 |
GMOクリック証券 | 31万 | 0件 |
岩井コスモ証券 | 42万 | 39件 |
岡三証券 | 50万 | 35件 |
カブドットコム証券 | 105万 | 27件 |
松井証券 | 109万 | 14件 |
マネックス証券 | 170万 | 47件 |
みずほ証券 | 170万 | 60件 |
楽天証券 | 225万 | 6件 |
SMBC日興証券 | 280万 | 71件 |
大和証券 | 312万 | 41件 |
SBI証券 | 384万 | 83件 |
野村證券 | 536万 * | 38件 |
2017年と2018年の口座開設数を比較すると、ネット証券の多くがその数を増やしている傾向にあります。口座開設数の少ない証券会社に限っていえば、「岡三オンライン証券」と「GMOクリック証券」はそれぞれ3万ほど口座数を伸ばしています。
あと、アイザワ証券が5万ほど口座が増えていますが、これは合併した日本アジア証券の口座分が加算されたためです。アイザワ証券単体では大きな伸びはありません。
口座開設数が少ない証券会社はIPOの狙い目
証券会社の口座を開設していなければ、IPOのブックビルディングに参加する事はできません。つまり、口座開設数が少ない証券会社では、抽選に参加する人数も少なくなります。抽選に参加する人数が少なければ、当選する期待も高まりますよね。
極端な例を挙げれば、当選本数が1本の抽選に10人が参加した場合と100人が参加した場合では、どちらが当選しやすいのか?という話です。当然10人が参加した場合ですよね。実際にIPO抽選に参加する人数は不明ですが、さきほど紹介した口座開設数の一覧を見れば、あながち極端な例ではないかもしれません。
そのため、口座開設数の少ない証券会社はIPOにおいて狙い目の証券会社となります。具体的にオススメする証券会社は以下の4社です。幹事実績に着目してピックアップしました。
いちよし証券と岡三オンライン証券は、IPOの抽選に参加するための資金が不要なので、限られた資金でIPO投資をしている人の強い味方となってくれます。
また、岩井コスモ証券は後期型の証券会社なので、前期型との抽選日のズレを利用して資金効率をUPさせる事ができます。
そして岡三証券は資金拘束のルールが緩いので、複数銘柄でブックビルディング期間が被っても同一資金でIPOに申し込む事ができます。
これらの証券会社の中でまだ口座開設をしていない証券会社があれば、是非検討してみてくださいね。
ただし!IPO投資の基本は保有口座数を増やす事
IPO投資の基本はなるべく抽選を受ける回数を増やして少しでも当選確率を上げる事です。そのためには、なるべく多くの証券会社の口座を保有しておき、どの証券会社が幹事になっても抽選に参加できるように準備しておく必要があります。
もちろん口座開設数の少ない証券会社から申し込むのは立派な戦略の1つです。ただそれだけではIPO投資全体の当選確率は上がってきません。
なお、口座開設数一覧表でも紹介したように、口座開設数の多い証券会社は幹事実績も多いという事がわかります。ライバルも多いが、チャンスも多い証券会社なんです。
そのため、少しでも多くの抽選にチャレンジできるように、なるべく多くの証券会社の口座を開設するようにしましょう。
まとめ
今回は主な証券会社の口座開設数を一覧で紹介しました。口座開設数の少ない証券会社は、IPOへの参加人数も少なくなるので、穴場の証券会社を探している人にとっては狙い目の証券会社になります。
IPOがなかなか当たらない・・・と困っている人は、今回オススメした証券会社からIPOのブックビルディングに参加してみてくださいね。