IPO投資にかかる売買手数料~証券会社の比較一覧表~

株式の売買手数料を比較するイメージ図

株式を売買する時には「売買手数料」が発生します。これは「株式を買いたい人」と「株式を売りたい人」を仲介する証券会社に支払われるものです。株式投資をする上での必要経費となります。

IPO投資も株式投資の1つですから、当然売買手数料が発生します。

IPO投資をするのに手数料ってどれくらいかかるの?
証券会社によって手数料は違うの?

この点はやはり気になるのではないでしょうか?必要資金や売買利益に関係してくる金額ですし、なるべくなら手数料は安く抑えたいですからね。

そこで今回は、まずIPO投資にかかる売買手数料について紹介します。そして、証券会社19社の売買手数料を一覧で比較していきたいと思います。

株式の現物取引手数料が安い証券会社を探している人は「ライブスター証券」がオススメです。業界TOPクラスの手数料体系となっているので是非チェックしてくださいね。

IPO投資において売買手数料が発生するのは売却時のみ

通常の株式取引では、購入時も売却時も手数料が発生します。しかし、IPO投資では売却時だけ手数料が発生するようになっています。

IPO投資の売買手数料の仕組み
  • 株式の購入時・・・手数料は発生しない
  • 株式の売却時・・・手数料は発生する

IPO投資を始めたばかりの人の中には「証券会社への入金額は売買手数料を上乗せした金額になるの?」と疑問を持つ人のいると思いますが、上記で説明した通り、入金時に売買手数料を考慮する必要はありません。

IPOの抽選に参加する際の必要資金は【申込価格×申込株数】でOK

ちなみに、購入時に手数料が発生しない理由は、公開価格に購入時の手数料が含まれるような形になっているからです。

証券会社は公開価格よりも低い価格で株式を上場予定会社から引き受け、それを投資家に販売します。公開価格と引受価額の差額が、いわゆる購入時の手数料という形で証券会社の手取金として利益が発生する仕組みになっているんですね。

理由はともあれ、IPO投資では「購入時の売買手数料は無料」となっているので特に気にする必要はありません。ただ売却時には発生するので、各証券会社の売買手数料をチェックしておいてくださいね。

それでは、各証券会社の売買手数料の比較一覧表を見ていきましょう。

証券会社の売買手数料比較一覧表

売買手数料は証券会社によって異なります。全く同じ取引をしても、売買手数料が数百円の証券会社もあれば、数千円の証券会社もあります。そのため、ここはしっかりと比較しておきたいところです。

売買手数料を比較するにあたっては、1単元(100株)の株式を初値売りした時に約定金額が集中する価格帯、いわゆるIPO投資のボリュームゾーンを中心にチェックすると効率が良いと思いますよ。

以下のグラフは、そのボリュームゾーンを表しています。サンプルは2017年1月1日~2018年10月3日の期間中に上場したIPO銘柄です。「~10万円:4%」という表示は、約定金額が0万円~10万円となったIPO銘柄が4%あった事を意味します。

初値売り時の約定金額の統計グラフ

このように、IPO投資のボリュームゾーンは10万円~100万円という事が分かりますね。そのため、証券会社の売買手数料を比較する時は、約定金額が「10万円~100万円」の時の手数料をより重視して比較していきましょう(あくまでIPO投資に限った場合です)。

それでは、証券会社の手数料の比較一覧表を見ていきましょう(最終更新日:2018年10月9日、手数料:税抜)。

証券会社10万円20万円30万円50万円100万円150万円300万円
むさし証券75円95円175円175円320円380円440円
ライブスター80円97円180円180円340円400円600円
GMOクリック88円97円241円241円435円528円833円
SBI証券90円105円250円250円487円582円921円
楽天証券90円105円250円250円487円582円921円
カブドットコム90円180円250円250円990円1,440円2,790円
岡三オンライン99円200円350円350円600円1,000円1,500円
岩井コスモ証券80円160円240円400円800円1,600円2,400円
SMBC日興証券125円180円250円400円800円1,500円2,000円
マネックス証券100円180円250円450円1,000円1,500円3,000円
野村証券139円300円300円477円953円1,905円2,857円
松井証券0円300円300円500円1,000円2,000円3,000円
エイチ・エス134円179円339円572円1,000円1,143円1,715円
東洋証券800円800円800円800円800円850円1,000円
みずほ証券950円950円950円1,575円3,150円4,350円7,950円
大和証券1,000円1,000円1,035円1,725円3,450円4,769円8,729円
三菱UFJMS1,500円1,500円1,500円1,950円3,330円4,515円8,070円
東海東京証券1,500円1,500円1,725円1,725円3,450円4,725円8,475円
岡三証券1,800円1,800円1,800円2,875円5,750円7,875円14,250円
手数料のコースには「1回の注文の約定金額に対してかかるプラン」と「1日の約定金額合計に対してかかるプラン」があります。IPO投資では1日に何度も注文を出す事は基本的に無いので、上記比較一覧表は「1回の注文の約定金額に対してかかるプラン」を基に手数料を記載しています。ただし、岩井コスモ証券に関しては定額コースの方がお得な設定になっているので、定額コースの手数料を記載しています。
いずれの証券会社もダイレクトコースやオンライントレードなどのインターネットを介した取引における手数料を記載しています。

例:野村證券は野村ネット&コールのインターネット取引、みずほ証券はダイレクトコースのインターネット取引の手数料を記載

* 対面取引や電話での取引を利用する場合は、比較表に記載された手数料より高くなるのでご注意ください。

手数料の比較表を見ていくと、ダントツで安いのが「むさし証券」と「ライブスター証券」です。ボリュームゾーンに関係なく、他社の追随を許さない手数料体系となっています。

しかも、この2社はIPOの抽選参加にあたって前受金が不要となっている点も嬉しいポイントです。

資金不要!IPOの抽選に前受金0円で参加できる証券会社7社

2018.07.19

この2社に続いて手数料が安くなっているのが「GMOクリック証券」「SBI証券」「楽天証券」です。この中で特に注目しておきたいのはSBI証券です。幹事実績が豊富な点はIPO投資において証券会社選びの重要なファクターとなります。

こうして一覧で見ると、手数料が安い証券会社は全てネット証券となっています。岡三証券や東海東京証券などの店頭取引が中心の証券会社と比較すると、その安さがより際立って見えてきます。そのため、手数料を基準に証券会社を選ぶならネット証券は欠かせない存在となるでしょう。

【参考】手数料キャッシュバック・無料キャンペーン

レンガの中から飛び出そうとするキャッシュバックの文字

証券会社の中には、株式取引の手数料を全額キャッシュバックしてくれるキャンペーンを開催しているところがあります。実質手数料が無料となるので、まだ口座を開設していない証券会社があれば検討してみてくださいね。

■ライブスター証券

キャンペーン概要
  • 開催期間・・・2018年10月1日~2018年12月31日
  • 条件・・・期間中に証券総合口座の新規開設
  • 内容・・・口座開設日から40営業日の現物取引手数料が無料(0円)

■岩井コスモ証券

キャンペーン概要
  • 開催期間・・・2018年10月1日~2018年12月28日
  • 条件・・・期間中に証券総合口座の新規開設
  • 内容・・・口座開設日から開設翌月末までの現物取引手数料を全額キャッシュバック

■マネックス証券

キャンペーン概要
  • 開催期間・・・終了期間未設定
  • 条件・・・期間中に証券総合口座の新規開設
  • 内容・・・口座開設お申込み日の翌月末日までの現物取引手数料を全額キャッシュバック
  • 注意・・・口座開設時にキャンペーンコード欄に「2018」と入力

マネックス証券

NISA口座なら手数料が無料になる証券会社

ホワイトボードに書かれた「NISA~手数料無料~」を説明する男性

NISAといえば、株式等の売却益や配当などが一定の投資額まで非課税になるメリットが有名ですよね。これはどの証券会社でも同じです。ただ、NISA口座での売買手数料については取扱が異なります。実は、売買手数料が無料となっている証券会社があるんです。

NISA口座を開設するなら、売買手数料も無料となる証券会社で口座を開設した方がよりメリットを享受できます。

以下にNISA口座での売買手数料が無料となる証券会社を一覧で紹介するので、まだNISA口座を開設していない人やその他の証券会社で開設している人は参考にしてくださいね。

証券会社口座開設ページ
GMOクリック証券口座開設はこちら
SBI証券口座開設はこちら
楽天証券口座開設はこちら
カブドットコム証券口座開設はこちら
マネックス証券口座開設はこちら
松井証券口座開設はこちら

なお、NISAの事がいまいち分からない・・・という人は、以下に金融庁のNISAに関するページのリンクを貼っておきますので確認しておいてくださいね。

参考:金融庁「NISA特設WEBサイト」

IPO投資では証券会社選びで手数料を気にする必要はない

前述したように、IPO投資で手数料が発生するのは「売却時のみ」です。なるべく手数料が安い証券会社や手数料が無料になるNISA口座で取引したいところですよね。

しかし、IPO投資においては手数料を気にする必要はありません。気にしても仕方が無い、と言った方が正しいかもしれません。

「当選>手数料」と書かれた黒板

というのも、IPO投資では抽選に当選してから、上場日以後に株式の売却という流れになります。つまり、売却する時の事を考えるよりも、まず当選する事を考える必要があります。そしてなにより、どこの証券会社で当選するのかは蓋を開けてみないとわからないんです。

もちろん、手数料の安い証券会社だけから抽選に参加すれば、当選後の売買手数料を抑える事もできます。ただ、手数料が高い証券会社は、主幹事・幹事実績が豊富な証券会社ばかりです。”当選”を第一に考えるべきIPO投資において、こうした方法はナンセンスと言えるでしょう。

そのため、IPO投資では口座開設する証券会社や抽選に参加する証券会社を選ぶ上で売買手数料はそこまで気にする必要がありません。

ただし、セカンダリーIPOなどで株式売買を行う人はしっかり手数料比較を!

初値売りだけではなく、セカンダリーIPOなど上場後の銘柄も売買する人は、しっかりと手数料を比較するようにしましょう。

購入時と売却時の両方で手数料が発生しますし、何回も取引を行えばその分手数料は嵩んでいきます。また、IPO投資ほど1回の投資で大きな利益を得られるチャンスは頻繁に訪れる事はないので、利益を圧迫しないようになるべく手数料が安い証券会社で取引するべきです。

そのため、さきほど紹介した売買手数料比較一覧表を参考に手数料が安い証券会社で取引を行うようにしてくださいね。

まとめ

今回はIPO投資にかかる売買手数料について紹介しました。

IPO投資ではそこまで売買手数料について気にする必要がありませんが、「売却時にのみ手数料がかかる事」「証券会社によって手数料がことなる事」は覚えておいてくださいね。

また「この証券会社で当選したけど、手数料はいくらぐらいになるの?」と思った時は、今回紹介した手数料の比較一覧表を参考にしてくださいね。