【岩井コスモ証券】IPO取引ルール(抽選方法・入金タイミングなど)を解説~後期型スケジュールで実績NO1の証券会社~

岩井コスモ証券のIPOルール

口座開設数が少なめの岩井コスモ証券。利用している人が少ないのでIPO投資においては狙い目の証券会社です。

IPOスケジュールに後期型を採用しているので、それを利用すれば、資金効率・抽選回数をUPさせる事もできます。少ない資金でIPO投資をしている人の強い味方になってくれます。また、幹事実績が豊富な点も非常に魅力的です。

そこで今回は、岩井コスモ証券のIPO取引ルール(抽選方法・資金関係)や幹事実績、手数料などを余す事無く紹介していきたいと思います。

なお、以下に岩井コスモ証券のIPOルールなどをまとめていますので、ササッとポイントだけ押さえたいという人は利用してくださいね。

証券会社 岩井コスモ証券
抽選配分 10% 抽選時資金 必要
抽選方法 完全平等抽選 入金時期 購入申込時
ペナルティ 無し 資金拘束 購入申込時
抽選結果 当選・落選 同一資金 不可
発表時間 15:30以降 口座開設数 42万
主幹事実績 2016年 2017年 2018年
0件 0件 0件
幹事実績 25件 39件 25件
売買手数料
(1日定額)
10万円 20万円 30万円
80円 160円 240円
40万円 50万円 100万円
320円 400円 800円
即時入金 三菱UFJ銀行・三井住友銀行 他8行
NISAでIPO ネット取引は不可
コメント 豊富な幹事実績。資金効率・抽選回数をUPできる後期型スケジュールを採用。
岩井コスモ証券で今すぐIPO投資を始めたい人へ
岩井コスモ証券でIPO投資をするにはまず口座開設が必要です。口座開設手続き自体は5分程度で完了します。口座開設ページへのリンクを以下に用意しているのでご利用ください。

岩井コスモ証券のIPOルール

では、さっそく岩井コスモ証券のIPO取引ルールについて見ていきましょう。抽選編と資金編に分けて紹介していくので、それぞれチェックしてくださいね。

なお、岩井コスモ証券では「ネット取引」と「コール取引」及び「対面取引」の3つの取引形態がありますが、当記事ではネット取引の内容を中心に紹介しています。
当記事で紹介している内容は、2018年11月15日時点で岩井コスモ証券が公開している情報等を基に作成してます。

抽選編

まずは岩井コスモ証券の「抽選ルール」から見ていきます。

抽選配分は10%

岩井コスモ証券では、以下の割合でIPO株の配分が行われます。

  • ネット取引・・・10%の抽選配分
  • 対面取引・コール取引・・・90%の抽選によらない配分

参考:岩井コスモ証券「募集等に係る株券等のお客様への配分に係る基本方針」

個人投資家へ配分する数量のうち10%がネット取引からIPOの申込をした人へ配分されます。残りの90%が対面取引・コール取引の利用者に配分されます。

なお、ネット取引と対面取引・コール取引の両方からIPOに申し込む事はできません。保有できる口座は、インターネット専用口座(ネット取引)・支店口座(対面取引)・コールセンター口座(コール取引)のうち1つだけです。

この割合を見ると、対面取引・コール取引の方が配分されやすいように思えます。が、各支店・コールセンターに90%分を割り当てていく形になります。2018年11月時点でおよそ30店舗あるので、単純計算すれば1店舗当たり3%の配分です(銘柄や店舗によって実際の配分割合は異なります)。

なお、支店に問い合わせれば実際の割当株数を教えてくれるはずです(私の最寄りの支店では教えてくれます)。気になる人は問い合わせてみましょう。

また、「ネット取引」と「対面取引・コール取引」では抽選方法が違うので、その点もしっかりとチェックしておきましょう。

抽選方法は完全平等抽選

岩井コスモ証券では、ネット取引による申込に対して「完全平等抽選」を行っています。

完全平等抽選の概要
  • コンピューターによる無作為抽選
  • 申込者単位で抽選

そのため、ネット取引においては岩井コスモ証券にて保有している資産の額や過去の取引履歴などが当選確率に影響を与える事はありません。誰もが公平な抽選を受けられます

一方、対面取引及びコール取引では「抽選によらない配分」つまり裁量配分が行われます。裁量配分とは、簡単に言ってしまえば、営業担当などが配分する人を決める方法です。資産額・取引額等が大きい人ほど配分を受けやすくなります。

岩井コスモ証券の利用目的がIPO取引だけの人は、裁量配分を受けるのは正直厳しいので、ネット取引を選択するのが無難と言えるでしょう。

ただし、各支店口座では一定の基準に基づいた抽選が行われているようです。岩井コスモ証券の「募集等に係る株券等のお客様への配分に係る基本方針(以後、配分規則)」には、対面取引・コール取引の利用者には抽選によらない配分しか行わないような書き方をしていますが、問い合わせてみるとどうやら違うようです。

一定の基準については非公開という事でしたので、おそらく何かしらの優遇抽選が行われているのでしょう。岩井コスモ証券でIPO取引以外も行う人が有利になる点はおそらく変わりません。

なお、2017年3月までは対面取引・コール取引の利用者に対して、40%のステージ制抽選と50%の裁量配分が行われていましたが、今は変更されステージ制抽選は廃止されています。

岩井コスモ証券の口座開設を検討している人は、IPO投資以外でも利用するかどうか、という事も考慮して「ネット取引」か「対面・コール取引」の選択をしてください。なお、売買手数料はネット取引の方が安くなっています。

複数当選の可能性はあるが・・・

岩井コスモ証券では、IPOが複数当選する可能性はあります。配分規則において、申込単元及び当選単元を10単位(1単位:100株)までと定めているためです。

ただし、日本証券業協会が公表している「個人顧客への配分状況」を見ると、2016年1月~2018年8月までの約3年間でネット取引において複数当選をした人は0人です。全員が1単元の当選となっていました。

そのため、複数当選はルール上可能だが、その可能性はかなり低いという事になります。また、前述したように、抽選自体は申込者単位で行われるので、申込株数を増やしても当選確率が良くなる事はありません。

なので、岩井コスモ証券ではIPOの抽選申込において申込株数は100株で良いと思います。資金に余裕のある人は200株以上申し込むのもアリです(もう一度言いますが、複数単元が当選する可能性は低いです)。

抽選のタイミングは後期型

岩井コスモ証券は「後期型」の抽選スケジュールを採用しています。抽選のタイミングは購入申込のです。

抽選スケジュール
  1. ブックビルディングに申込
  2. 購入申込
  3. 抽選日

このように抽選日までに「ブックビルディング」と「購入申込」の両方の手続きを行う必要があります。もちろん、両方の手続きを行う事が抽選対象となる条件です。

特に、購入申込は忘れやすいので注意してくださいね。また前期型の証券会社より購入申込期間が短い事が多い点に注意しましょう。

なお、抽選を受けるために2回の申込を行うという煩雑な面もありますが、その一方で資金効率を上げられるメリットもあります。この点については資金ルールにて後述するのでチェックしておいてくださいね。

抽選結果は「当選」と「落選」の2パターン

岩井コスモ証券では、抽選結果の表示パターンが以下の2パターンとなっています。

抽選結果の表示内容
  • 当選
  • 落選

上記の通り、岩井コスモ証券には補欠当選がありません。上場日間近に抽選結果が発表されるため、繰上抽選等の事務手続きを行う時間が無いためでしょう。

抽選結果が発表されるのは、岩井コスモ証券における購入申込期間最終日の15時30分以降です。

ペナルティは無し!そもそも当選辞退は出来ない

岩井コスモ証券では、当選辞退に対するペナルティはありません。そもそも、当選後の辞退が出来ないシステムになっています。

なお、配分規則には「当選の辞退(キャンセル)に関する取扱」が記載されていますが、これは自然災害で被災した場合などの特殊な状況を想定したものです。

そのため、ブックビルディングを申し込んだIPO銘柄の購入判断は、購入申込の時点で行うようにしてください。

ちなみに、購入申込をしなかった場合においてもペナルティはありません。当該銘柄において抽選対象外となるだけです

資金編

では、続いて岩井コスモ証券の資金ルールについて見ていきましょう。

入金のタイミングは購入申込時

岩井コスモ証券では、入金のタイミングは「購入申込時」となっています。そのため、ブックビルディングの申込時には資金不要です。

入金する金額は「公開価格×申込株数」です。

大事な事なのでもう1度書きますが、購入申込期間中に入金をして購入申込を行わないと抽選対象外になるので注意してください。また、ネット取引の購入申込期間は、対面取引等の購入申込期間より短くなっている点にも注意してくださいね。

資金拘束を受けるタイミングも購入申込時

岩井コスモ証券での資金拘束タイミングは「購入申込時」です。購入申込手続きを済ませたと同時に資金が拘束されます。

拘束された資金は、落選した時に解放されます。抽選結果が出るのは購入申込期間最終日です。

抽選日のズレを活かして資金効率UP

前述した通り、岩井コスモ証券は購入申込後に抽選が行われる後期型のIPOスケジュールを採用しています。一方、多くの証券会社は購入申込前に抽選を行う前期型のIPOスケジュールを組んでいます。この両者の違いを図にすると以下のようになります。

「前期型」と「後期型」の違い!
上図のように、「前期型の抽選日」と「後期型の抽選日」の間には購入申込期間があります。この期間は基本的にどちらのタイプも同じ日程で組まれます。

この抽選日のタイミングのズレを利用して、証券会社間で資金移動をすれば、資金効率UPを図る事ができます。

具体的な手順は以下の通りです。

岩井コスモ証券での資金効率UP手順
  1. 前期型の証券会社に入金して抽選の申込を行う
  2. 同時に岩井コスモ証券でも抽選の申込を行う
  3. 前期型の抽選日に抽選結果を確認
  4. 落選していれば岩井コスモ証券に資金を移動
  5. 購入申込を行い抽選を受ける

このような手順で資金を移動させれば、1回の申込に必要な資金で2回抽選を受ける事ができます。もちろん、前期型で当選していれば1回の抽選しか受けられませんが、当選している以上、十分目的は果たせた事になります。

岩井コスモ証券は資金効率UPを図れるメリットを兼ね備えているので、特に限られた資金でIPOをしている人にはオススメの証券会社です。幹事実績も多いので、頻繁にこの方法を利用できますよ。

岩井コスモ証券以外にも後期型の証券会社はいくつかあるので、気になる人は以下の記事をチェックしてくださいね。

前期型との違いを活かせ!IPO後期型の証券会社で資金効率・抽選回数をUP

2018.07.31

岩井コスモ証券の主幹事・幹事実績

続いて、岩井コスモ証券のIPO取り扱い件数について見てみましょう。

2016年~2018年における主幹事・幹事実績がこちらです。

 2016年2017年2018年 *
主幹事0件0件0件
幹事25件39件25件
IPO全体83件90件64件
* 2018年の幹事実績は、10月12日に上場したイーソル株式会社までを計上しています。

主幹事の実績はありませんが、幹事実績は豊富な証券会社です。毎年、IPO全体の30%~40%の銘柄において幹事を引き受けています。おおよそ3件に1件の割合で岩井コスモ証券からIPO抽選に参加できる計算ですね。

このようにIPOの引受業務を積極的に行っているので、今後も引き続き、多くのIPO銘柄において幹事を引き受けるはずです。

岩井コスモ証券の口座を保有していれば、多くのIPO銘柄の抽選を受ける事ができます。まだ口座を開設していない人は検討してみてくださいね。

岩井コスモ証券の手数料

続いて、岩井コスモ証券の「売買手数料」と「入出金手数料」について紹介していきます。

なお、口座開設手数料・口座維持費はかかりません

売買手数料

岩井コスモ証券では、「スタンダードコース」と「アクティブコース」及び「マンスリーコース」の3つが現物株式の売買手数料プランとして用意されています(ネット取引の場合)。

売買手数料プランの概要
  • スタンダードコース・・・1注文毎の約定金額に対して手数料が発生
  • アクティブコース・・・1日の約定金額合計に対して手数料が発生
  • マンスリーコース・・・規定回数まで売買手数料が1ヶ月定額

では、それぞれの手数料体系について見ていきましょう(2018年11月時点、金額は税抜)。

スタンダードコース(現物取引)

約定金額売買手数料
500万円まで1,000円
1,000万円まで1,500円
以後500万円増加毎に500円加算
売買手数料の上限は25,000円(約定金額2億4000万円超)。

アクティブコース(信用取引の約定金額も合算)

1日の約定金額合計売買手数料
10万円まで80円
20万円まで160円
30万円まで240円
40万円まで320円
50万円まで400円
60万円まで480円
70万円まで560円
80万円まで640円
90万円まで720円
100万円まで800円
以後100万円増加毎800円加算
売買手数料の上限は100,000円(約定金額合計1億2400万円超)。

マンスリーコース(現物・信用取引)

取引回数売買手数料
50回10,000円/月
100回20,000円/月
「50回コース」又は「100回コース」を選択(信用取引限定コースには250回・500回・1,000回コース有り)。
選択したコースの規定回数を超えた場合は、翌営業日からアクティブコースが適用。
取引をしなかった場合、月額手数料は発生しません。

IPO投資に限って言えば「アクティブコース」がオススメです。一般的には、取引回数が少ないIPO投資では1注文毎に手数料が発生するプラン(岩井コスモ証券での「スタンダードコース」)がお得になるのですが、岩井コスモ証券ではスタンダードコースが割高な手数料体系となっています。

約定金額500万円以内とかなり大雑把な区分になっており、10万円などの少額取引でも手数料は1,000円も発生します。手数料が安い証券会社なら10万円までの取引では100円前後の手数料ですから、割高どころか、かなり高いです。

もちろん、100万円を超える約定金額となれば「スタンダードコース」の方がお得になりますが、2017年~2018年10月12日までに上場した銘柄のうち1単元当たりの約定金額が100万円を超えた銘柄は6%しかありません。

そうした事から岩井コスモ証券でIPO投資をする人は「アクティブコース」を選択するようにしましょう。

なお、岩井コスモ証券は信用取引に寄せた手数料体系を構築しているので、信用取引も行う人は3つのコースからご自身の取引内容に最適なコースを選択するようにしてくださいね。

ちなみに、岩井コスモ証券では、新規口座者に対して口座開設をした月の翌月末まで手数料を全額キャッシュバックするキャンペーンが行われています。キャンペーン期間は2018年12月28日までなので、岩井コスモ証券の利用を検討している人は、この期間中に口座開設を済ませておきましょう。

入出金手数料

次に紹介するのは入手金時の振込手数料についてです。

まずは岩井コスモ証券の口座へ入金する際の「入金方法」と「それぞれの振込手数料」及び「入金が反映される時間」について見ていきます。

入金方法手数料反映時間
オンライン入金無料即時
銀行振込負担確認が出来次第
16:00以降翌営業日

振込手数料が無料、かつ入金が即時反映される「オンライン入金サービス」がオススメです。なお、オンライン入金サービスとは、岩井コスモ証券の取引画面経由でネットバンキングを利用して入金する方法です。ご利用のネットバンキングから直接振り込んだ場合には、振込手数料は利用者負担となるので注意してくださいね。

オンライン入金サービスに対応している金融機関は以下の通りです。

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • 近畿大阪銀行
  • ゆうちょ銀行
  • セブン銀行
  • 楽天銀行
  • ジャパンネット銀行

IPO投資では資金移動を行う事が多いので、上記いずれかの銀行口座を開設しておく事をオススメします。

では、続いて岩井コスモ証券の口座からの出金方法について見ていきます。

出金方法は1つだけで、岩井コスモ証券の取引画面から出金申込を行う方法です。口座開設時に登録した金融機関の口座に振り込まれます。

出金方法手数料反映時間
ネット無料15:00まで翌営業日
16:15以降翌々営業日

出金が即時反映される方法は岩井コスモ証券には無いので、IPOのプランニングを行う時は上記の反映時間を考慮するようにしてくださいね。

ネット取引ではNISA口座からIPOの申し込みはできない

岩井コスモ証券では、NISA口座及びジュニアNISA口座を開設する事ができますが、「ネット取引」「対面取引」及び「コール取引」でIPOが取扱商品となるかどうかが異なります。

取引形態NISAジュニアNISA
ネット取引対象外対象外
(そもそも開設不可)
対面取引対象対象外
コール取引対象対象外

このように、ネット取引ではNISA口座からIPOの申込を行う事ができません。どうしても岩井コスモ証券でIPOの申込をNISA口座で行いたい人は「対面取引」又は「コール取引」を選びましょう。

【参考】岩井コスモ証券ではスマホからのIPO申込はできない

岩井コスモ証券にはスマートフォン専用のサイト(PCでご覧の方は非常に見にくいページへ遷移します)がありますが、残念ながらスマホ版のサイトからIPOの申込はできません(ログインしなければIPO取扱銘柄などの情報は見れます)。

この辺は早急に対応して欲しいポイントですね。

そのため、IPOの申込をする際はPCから行うようにしましょう。なお、タブレットでもPCと同様にIPOの申込が可能です。

岩井コスモ証券IPOルールまとめ

今回は岩井コスモ証券のIPOルールについて紹介しました。

完全平等抽選の配分割合は10%と低いですが、幹事実績が豊富な点はIPO投資において高く評価できるポイントです。また、口座開設数が約42万口座と比較的少ない証券会社なので、抽選のライバルが少なくなっています。

また、後期型の特徴を活かして、資金効率&抽選回数をUPできるのも投資資金が限られた人には嬉しいポイントでしょう。

岩井コスモ証券の良さに気付かなかった人も多くいると思うので、これを機に口座開設を検討してみてくださいね。

最後に岩井コスモ証券のIPOルールの特徴をまとめておきます。

岩井コスモ証券のIPOルールの特徴
  • 完全平等抽選の配分割合は10%
  • 後期型のIPOスケジュール
  • ペナルティは無し
  • 入金・資金拘束のタイミングは購入申込時
  • 抽選日のズレを利用して資金効率UPが可能