【IPO】Welby(4438)のIPO情報!初値予想やスケジュール、主幹事情報などを総まとめ!!

WelbyのIPO(出典:Welby

株式会社Welbyの上場承認が発表されました!生活習慣病をはじめとする様々な疾患の治療分野において、患者の自己管理をサポートするPHR(個人によって電子的に管理される自らの健康・医療情報)プラットフォームサービスを展開している会社です。

吸収金額は9.8億円と小型のIPOです。公開株数が非常に少なく、プレミアチケット化しそうなIPOとなっています(3月12日に197,000株から188,200株へ減少)。

なお、3月8日時点のWelbyの初値予想は以下の通りです(想定価格は3,660円、仮条件は4,750円~5,200円)。

Welbyの初値予想
8,400円~11,000円(3月8日時点)

それでは、WelbyのIPO情報について見ていきましょう。

WelbyのIPO情報

銘柄 Welby
(HPはこちら
上場承認日 2月27日
証券コード 4438
上場市場 マザーズ
単位株 100株
業種 情報・通信業
事業内容 PHRプラットフォームサービス業

Welbyは、糖尿病・高血圧症などの生活習慣病をはじめ様々な疾患を抱える患者の「治療継続の支援」及び「自己健康管理の促進」を支援するPHRプラットフォームサービスを提供しています。

PHRとは個人によって電子的に管理される自らの健康・医療情報のことを指し、PHRプラットフォームサービスはそれらの情報を記録・保存・管理、そして医療機関等との共有を可能にするWelbyが運営する一連のサービスの事を指します。

welbyのアプリ機能(出典:Welby

利用者(患者)はWelbyが提供するスマホアプリをダウンロード。アプリ上で、日々のデータ(食事・血圧・体重など)を記録する事ができます(複数の測定機器メーカーと連携し、測定するだけで自動で記録)。また、アプリで記録したデータを一覧表・グラフで確認も可能(タブレット・パソコンでも閲覧できます)。

welbyのアプリの機能(出典:Welby

そして、記録したデータはクラウド上で保管され、登録したWelbyマイカルテ導入医療機関の医師や管理栄養士からコメント・アドバイスをもらう事ができます(家族との共有も可能)。たたの記録・管理アプリではなく、患者と医療機関が双方向でコミュニケーションを取れるのが大きな特徴の1つですね。

医師等からのコメントは診断・治療に関するコメントではありません。あくまで自己管理を補助する目的で行われます。

Welbyでは様々な疾患向けにアプリを開発しており、2019年2月時点で16個のアプリがダウンロード可能です。ちなみに、2018年12月末時点で各アプリの合計ダウンロード数は53万回に達しています。

Welbyの主なアプリ
  • 生活習慣病領域:Welby血糖値ノート(主に1型糖尿病患者用)・まいさぽ(主に2型糖尿病患者用)・らくらく血圧日記(高血圧症患者用)等
  • がん領域:腺ノート(前立腺患者用)・つたえるアプリ(がん治療中患者用)
  • 特定慢性疾患領域:リウマチダイアリー(関節リウマチ患者用)・AOZORA(注意欠陥・多動性障害用)等

また、Welbyアプリを導入している医療機関選びを可能にする医療機関検索サイト「Welbyマップ」も提供しています。

では、Welbyの事業概況が分かったところで、その他のIPO情報について見ていきましょう。

【株価情報】想定価格・仮条件・初値

想定価格 3,660円
仮条件 4,750円~5,200円
公開価格 3月20日に決定
初値(騰落率) 3月29日以降に決定
上場後の株価 Yahooファイナンス

【公開規模】公開株数・吸収金額・比率

公開株数 *1 188,200株
公募株数 66,700株
売出株数 97,000株
OA *2 24,500株
吸収金額 *3 9.8億円
公募・売出比率 *4 公募:売出=41:59

*1 公募株数、売出株数及びOA(オーバーアロットメント)の売出株数の合計
*2 予定の株数(決定するのは3月20日)
*3 仮条件(4,750円~5,200円)の上限価格をベースに計算
*4 OA(オーバーアロットメント)分は含めていません

【ロックアップ情報】

大株主上位10名の所有株数とロックアップの状況です。

下記表の所有株数は売出株数を控除した上場日時点の株数を表しています。目論見書に記載されている株主の状況とは異なるのでご注意ください。
株主 所有株数 ロックアップ
比木 武 816,000株 *1 180日間
株式会社デジタルガレージ 370,000株 180日間
株式会社ブライトリンクパートナーズ 120,000株 180日間
日本郵政キャピタル株式会社 110,000株 公開前規制
姜 琪鎬 80,000株 180日間
成松 淳 46,000株 180日間
森下 満成 28,000株 180日間
立石 知雄 32,000株 180日間
株式会社ワン 30,000株 180日間
サンエイト3号投資事業有限責任組合 22,000株 180日間

*1 オーバーアロットメントによる売出株数24,500株を含む

上記大株主以外のロックアップも考慮すると、上場日における売り圧力はおおよそ以下のようになります。

■上場日時点の売り圧力

上場時発行済株式総数 1,921,700株
ロックアップ対象株数 1,745,000株
上場日時点の売却可能株数 201,200株

注1:オーバーアロットメントによる売出株数24,500株を「ロックアップ対象株数」「売却可能株数」両方に含めているので、合算した数値は発行済株式総数と一致しません。

株価暴落の原因!?IPOのロックアップとは?解除される期間・条件や対象株主は必ずチェック!

2018.03.12

【主幹事・幹事情報】当選を狙える証券会社はココ!

マネックス証券
引受幹事 割当株数 抽選配分割合
SMBC日興証券
主幹事
3月20日に決定 15% *1
みずほ証券 同上 10%
大和証券 同上 15%~25% *2
岡三証券 同上 100% *3
いちよし証券 同上 10%
SBI証券 同上 40%~50% *4
マネックス証券 同上 100%
裏幹事 岡三オンライン証券
*1 完全平等抽選分は10%、ステージ抽選分は5%
*2 完全平等抽選分は10%~15%、チャンス抽選分は5%~10%
*3 完全平等抽選分は10%、ステージ抽選分は90%
*4 資金比例抽選分は28%~35%、IPOチャレンジポイント分は12%~15%

公開株数は188,200株。かなり少ない株数なので、非常に当選しにくいIPOです。

そうした中で当選期待度が最も高い証券会社は、やはり主幹事の「SMBC日興証券」です。割当株数が最も多くなるので、抽選対象株数は最も多い証券会社となります。

その次にオススメなのは「マネックス証券」です。抽選配分割合100%なので、割当株数自体が少なくても抽選対象株数は多くなります。しかもその全てが完全平等抽選の対象です。

割当株数次第ですが、3番手はチャンス抽選もある「大和証券」、4番手はIPOチャレンジポイントもある「SBI証券」となるでしょう。

なお、いちよし証券と裏幹事の岡三オンライン証券は資金不要で抽選に参加できます。当選期待度はそこまで高くありませんが、前受金0円で抽選を受けられるので忘れずに申込をしておきましょう。

資金不要!IPOの抽選に前受金0円で参加できる証券会社8社

2018.07.19

【IPOスケジュール】抽選申込期間・抽選日・購入申込期間

welbyのipoスケジュール
仮条件決定日 3月12日
抽選申込期間 3月13日~3月19日
抽選日 3月20日
購入申込期間 3月22日~3月27日
上場日 3月29日
* 抽選申込期間及び購入申込期間は、証券会社によって微妙に異なります。詳細は各証券会社にて確認してください。

なお、エードットNATTY SWANKYなどとブックビルディング期間が被っているので、これらの銘柄のIPOスケジュールも併せて確認しておきましょう。

【財務・業績】

単位:千円
決算期 2015年12月 2016年12月 2017年12月
売上高 236,569 253,464 474,753
経常利益 30,057 -136,122 -76,092
当期純利益 19,879 -136,412 -76,963
純資産 230,171 131,726 1,066,763

■1株当たりの情報

単位:円
決算期 2015年12月 2016年12月 2017年12月
EPS 2.64 -106.50 -65.64
BPS 10.15 -96.35 461.48
配当

:2016年12月期の1株当たり純資産がマイナスになっているのは、優先株式が発行されていたためです。なお、2月27日時点で優先株式はすべて消却されています。

WelbyのIPO初値予想

まずおおまかな所見を述べると、Welbyの初値は「大幅なプラス」になると予想しています。

初値に関するプラス要素は「公開株数」「吸収金額」「業種」及び「成長性」です。

188,200株という公開株数はかなり少ないです。需給的にはかなりタイトになる事が予想されるので、初値は大きく上昇するでしょう。上場日初日に値が付かない可能性も十分有り得ます。

このように公開株数が少ないので「想定価格×公開株数」で計算した吸収金額も小さくなっています。Welbyの吸収金額は7.0億円です。想定価格が3,660円と高めの設定になっているので、公開株数が少ない割には大きめの金額となっています。それでも小型IPOの範疇なのでプラス要素と考えて問題ないでしょう。

吸収金額別のIPO初値結果一覧~初値との関係性が一目瞭然~

2019.01.31

そして、業種はIPOで人気の情報・通信業です。Welbyは医療に特化したプラットフォームサービスを提供しており、人気化する可能性が高いです。また、Welbyのアプリ利用者が増加するにつれ、クラウド上に膨大なデータが蓄積され、医療関係のビッグデータとしての価値も高まっていくでしょう。

利用者を増やせるかが鍵になりますが、将来性も十分に感じられます。そのために製薬会社もWelbyにサービス構築費用を支払っているのでしょう。

業種別のIPO初値結果~人気業種は「情報・通信業」~

2019.02.01

最後は「成長性」についてです。売上は伸びていますが、まだまだこれからという規模感です。また、利益は黒字の年もありますが、赤字の年の方が多く、不安定な状況です。

これで成長性がプラス要素になるという評価は「?」が浮かびますよね。ではなぜプラスになるのか?というと「高年齢層のスマホの普及率が上昇している」からです。

Welbyが提供しているサービスは、全世代を対象にしているものの、健康・病気に関心が強い50代以上の高年齢層をメインターゲットにしています。

実際に以下の表にあるように、Welbyマイカルテのアクティブユーザーは50代以上の年代となっています。

welbyの世代別アクティブユーザーの割合(出典:有価証券届出書

そして、これらの世代のスマホ保有率がここ最近上昇してきているのです。

以下の推移グラフは、2013年から2017年までの各年代のスマホ保有率を表したものです。

スマホ保有率推移グラフ(出典:総務省「情報通信白書」

年代別(50代以上)にまとめると以下のようになります。

年代2013年2017年
50代33.4%72.7%
60代11.0%44.6%
70代3.7%18.8%
80代1.6%6.1%

各世代ともに大きく上昇していますよね。特に50代及び60代の伸び率は目を見張るものがあります。

2019年10月に消費税が増税されますが、景気対策としてキャッシュレス決済に対して2%のポイント還元が行われる予定です。ポイント還元を受けるには必ずしもスマホが必要になるわけではありませんが、QRコード決済サービスなどのスマホアプリが必要なサービスにおいては、スマホは必須となってきます。

そうした事を受けて、若い年代に比べてスマホ保有率が低い年代の保有率がさらに上昇していく事が予想されます。

もちろん、高年齢層のスマホの普及率が上昇したからといって、Welbyの成長に直結するわけではありません。が、Welbyのサービスはスマホアプリを利用したものですから、メインターゲットの世代がスマホを持っていない事には何も始まりません。

「高年齢層のスマホ普及率上昇」⇒「Welbyユーザーの増加」⇒「成長」。こうした事をWelby自体も青写真として描いていると思います。

一方、初値に関するマイナス要素は「同時上場」です。

Welbyが上場する3月29日には「エードット」も上場します。投資資金が分散してしまう点は少なからず初値に影響を与えます。ただ、2銘柄とも規模が小さいので大きな影響は無いと思われます。

こうした事をトータルで考慮して、IPOタイムズとしての初値予想は現時点で以下の通りとしています(想定価格は3,660円、仮条件は4,750円~5,200円)。

Welbyの初値予想
8,400円~11,000円(3月8日時点)
初値のプラス要素 初値のマイナス要素
公開株数が少ない 同時上場
吸収金額が小さい 業績はまだ不安定
人気の業種
成長性○

まとめ

今回はWelbyのIPOについてまとめてみました。

公募株数が非常に少なくなっているので、3月のIPOラッシュの最後の目玉となりそうです(最後に登場するんですけどね)。抽選は全力で参加して損はないでしょう。

では、最後にWelbyのIPOにオススメの証券会社を一覧で紹介しておくので抽選に参加する人は参考にしてくださいね。

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