なんとIPOを1株から!ワンタップバイ(One Tap BUY)のIPO専用アプリ「誰でもIPO」~抽選方法・資金ルール・当選確率は?~

ワンタップバイの誰でもIPO
新着情報

11月2日、スマホ証券「ワンタップバイ(One Tap BUY)」から驚きのニュースが飛び込んできました。

1株から購入申込可能なIPO専用アプリ『誰でもIPO』のサービスを開始(予定は11月下旬から)

スマホ証券「ワンタップバイ」のニュースリリース

現在、IPOを取り扱っている証券会社では「100株単位」での申込となっていますが、『誰でもIPO』なら「1株から」申し込めるようになります。つまり、IPO投資に必要な資金が100分の1にまで圧縮されるわけです。

まさに誰でもIPOに参加しやすい環境がワンタップバイによって提供される事になります。

スマホ証券「ワンタップバイ」は元より少額投資家にターゲットを絞って「1,000円から株式投資ができるサービス」を提供していたので、こうしたサービスを前から企画していたのでしょう。

それでは、まだ詳細は不明な部分もありますが、今分かっている事を中心に予想を交えてスマホ証券ワンタップバイが提供する『誰でもIPO』について紹介していきたいと思います。

スマホ証券「ワンタップバイ」を利用するにはまず口座開設が必要です。口座開設をしておけば、IPO専用アプリ『誰でもIPO』をダウンロード後、すぐに投資を開始する事ができます。

:申込自体は5分程度で済みますが、取引を開始まで1~2週間の時間を要します。リリース直後は口座開設が殺到して手続きが遅れてしまう事が予想されるので、今のうちに手続きを済ませておきましょう。

ワンタップバイ(One Tap BUY)のIPO専用アプリ「誰でもIPO」の特徴

それでは、ワンタップバイ(One Tap BUY)のIPO専用アプリ「誰でもIPO」の特徴を抽選ルールや資金ルールなどのIPOルールを中心に紹介していきたいと思います。

なお、現時点で分かっている情報を基に予想した内容も含まれているので、あくまで参考としてご利用ください。詳細が分かり次第、更新していきます。

申込株数は1株単位~複数当選の可能性もある~

ワンタップバイ(One Tap BUY)のIPO専用アプリ「誰でもIPO」では、1株単位でIPOに申込ができます。通常の証券会社では1単元100株が最低の申込単位なので、かなり革新的なシステムとなっています。日本初のシステムみたいですね。

たとえば、仮条件の上限が3,000円のIPO銘柄に申し込む場合だと

  • 誰でもIPO・・・1株分の3,000円で申込可能
  • 通常の証券会社・・・100株分の300,000円が申込に必要

このように、少額の資金でIPOにチャレンジできるというメリットがあります。しかも、1株単位で刻んで、5株分や10株分などの申し込みもできます。

「1株で申し込んで当選したとしても、得られる利益は少ないよね・・・」と感じる人もいると思いますが、ワンタップバイの『誰でもIPO』では複数単位(2株以上)が当選する可能性もあります。

以下の画像は『誰でもIPO』の抽選結果のサンプル画像です。

ワンタップバイの抽選結果画面

上記画像では35株の当選となっていますので、複数当選も十分あり得ると考えられます。そうしたことから、得られる利益もその分大きくなるでしょう。逆に言えば、公募割れすると損失額が大きくなるので、1株単位での申込でも銘柄分析はしっかり行うようにしましょう(この点はスマホ証券でも通常の証券会社でもやる事は同じです)。

公募割れを起こすIPO銘柄の4つの特徴~その後も分析~

2018.03.12
追記情報
申込株数の上限は100株、当選株数の上限も100株に決定しました。

IPOスケジュール・流れは前期型

ワンタップバイ(One Tap BUY)の『誰でもIPO』は、おそらく前期型のIPOスケジュール・流れとなっています。

前期型のIPOスケジュール・流れ
  1. 抽選申込
  2. 抽選(結果の発表)
  3. 購入申込
  4. 上場日

というのも、さきほどのサンプル画像内で以下のような表示がなされているからです。

ワンタップバイの当選画面

このように、当選結果の確認後に購入申込を行う流れになっています。後期型なら購入申込をした後に抽選が行われるので、ワンタップバイ(One Tap BUY)の『誰でもIPO』は前期型のIPOスケジュールを組んでいる事になりそうです。

前期型との違いを活かせ!IPO後期型の証券会社で資金効率・抽選回数をUP

2018.07.31
追記情報
IPOスケジュールは「前期型」と確定しました。

抽選方法は完全平等抽選か

ワンタップバイの「誰でもIPO」では、おそらく抽選方法に完全平等抽選が採用されると思います。その理由は、プレスリリースに以下のような文言があるからです。

多くの方に当選の機会を作りたいとの思いでサービスを開始します。

潤沢な資金が有る人が有利になる「資金比例方式」や過去の取引額等に基づいた「優遇抽選」などを採用すると、上記の文言と矛盾する事になるので完全平等抽選が採用されるはずです。

また、申込株数にも上限を設けるなど、一部の当選者に偏った配分が行われないようなシステムになると予想されます。

追記情報
抽選方法には、申込に対して抽選番号を付与し、その番号を対象に抽選を行う「完全平等抽選」の採用が決定。
また、抽選配分割合は、ワンタップバイの引受株数全てを抽選に回す100%に決定。

資金ルール~前受金制を採用か~

ワンタップバイの「誰でもIPO」では、抽選に申し込むにあたって入金が必要な「前受金制」が採用されると思います。つまり、入金のタイミングは「BB時」となります。こちらも以下のサンプル画像が根拠です。

ワンタップバイの資金ルール

BB開始前の画面で「まずは入金から!」と表示されているので、ブックビルディングに申し込むにあたって口座に入金しておく必要がありそうです。

なお、いつから資金拘束を受けるのかは今の時点では不明です。詳細が分かり次第追記します。
追記情報
ブックビルディング申込前に購入希望金額以上の入金が必要な前受金制を採用!
資金拘束はブックビルディング申込時点から!

入出金手数料は自己負担~「おいたまま買付」がお得~

「ワンタップバイの口座」と「銀行口座」との間での入出金時の手数料は利用者の自己負担となっています。入出金が口座に反映される時間は1時間~2時間程度かかります(銀行の営業時間外は翌営業日)。

入出金手数料
  • 入金時・・・利用する銀行口座によって異なる
  • 出金時・・・みずほ銀行の手数料体系に基づく
ワンタップバイでは、みずほ銀行に振込口座が開設されるので、入金時には「みずほ銀行宛」で手数料を計算してください。

なお、ワンタップバイでは「おいたまま買付」という入金手続きをせずに株式の購入ができるサービスが提供されています。預金口座と連携させる事で、取引と同時に口座から自動で資金が振り替えられます。

当該サービスを利用できる金融機関・サービスとそれぞれの手数料は以下の通りです。

金融機関・サービス手数料(税込)
三井住友銀行 *1108円
みずほ銀行 *1108円
ドコモ口座 *2*3*4150円
ソフトバンクカード *4150円
*1 取引単位は1万円以上1万円単位
*2 日本株購入には利用不可
*3 月間の送金限度額は20万円
*4 出金手数料は無料
2019年3月末まで、おいたまま買付利用時の手数料が無料となるキャンペーンが開催されています。

この「おいたまま買付」サービスは送金の手間が省けて非常に便利なサービスなのですが、IPO投資には利用できません

当選確率は証券会社より高くなりそう?

ワンタップバイの「誰でもIPO」は、通常の証券会社よりも当選確率が高くなると予想しています。というのも、ワンタップバイでは1株からの申込となっているからです。

単純な例を挙げてみると、ワンタップバイと通常の証券会社に100株ずつIPO株が割り当てられた場合の当選人数は以下の通りです。

  • ワンタップバイ・・・100人
  • 通常の証券会社・・・1人

単純計算すれば、ワンタップバイの方が100倍も当選確率が高い事になります。複数単位の当選をする可能性を考慮しても、数十倍にはなるでしょう。

もちろん、実際は割当株数も申込者数も異なるので、このような単純比較は当てはまりませんが、「1株から申し込む」のか「100株から申し込む」のかという違いは当選確率に大きな影響を与えると思います。

ちなみに、2018年3月時点での口座開設数は107,339件となっています。通常の証券会社と比較すれば、まだまだ口座数は少ない状況なので、1株からの申込も加味するとやはり当選確率は高くなると思われます。

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2018.10.06

割当株数は少ない?

スマホ証券のワンタップバイがどれくらい割当株数を受けるのか?当選本数に関わってくるので気になるポイントですよね。

おそらく、ワンタップバイが取り扱うIPO銘柄は、出資を受けているみずほ証券及び東海東京ファイナンシャルグループ(東海東京証券)が幹事を務める銘柄になると思います。委託販売という形ですね。

そのため、割当株数自体はそこまで多くならないと思います。ただみずほ証券や東海東京証券が主幹事を務める銘柄では、両社の割当株数自体が多くなるので、その分ワンタップバイに委託される株数も多くなる事が予想されます。

なお、スマホアプリですからIPOの取扱銘柄が決まれば、事前にプッシュ通知で知らせてくれると思うので見逃さないようにしましょう。

ちなみに、12月19日に上場が予定されているソフトバンク株式会社が大株主になっているので、もしかしたらソフトバンクのIPO株の割り当てを多めに受けるかもしれません。ブックビルディングが開始されてから口座開設をしても間に合いませんので、今のうちに口座開設をしておくことをオススメします。

売買手数料~選べる2つのプラン~

ワンタップバイでは、売買手数料の計算に2つのプランが用意されています。おそらくIPO専用アプリ『誰でもIPO』にもこの2つのプランが適用されるはずです。

売買手数料プラン
  • 定額プラン・・・何回取引をしても売買手数料は1,058円/月の定額制(税込)
  • 都度プラン・・・1回の取引毎に約定金額に対して0.5%の売買手数料が発生

売買手数料プランを選択する際は、1ヶ月間の取引額が211,600円を超えるか超えないかが目安となります。211,600円に都度プランの0.5%を乗じると、定額プランと同額の1,058円になるからです。

と言っても、どれだけ取引をするかは分からない部分もあるので、ワンタップバイの利用頻度で決めても良いかもしれませんね。

『誰でもIPO』を含めてワンタップバイの各アプリを高い頻度で利用する人は「定額プラン」で良いでしょう。一方、『誰でもIPO』だけを利用する人は「都度プラン」で良いと思います。プラン変更も可能なので、サービス開始後のワンタップバイのIPO取扱数や当選具合を考慮して、最適な売買手数料プランにしていきましょう。

なお、通常の証券会社と同様に、ワンタップバイにおいてもIPOの購入時には売買手数料は発生しません。

ワンタップバイの口座開設~簡単5分で完了~

IPO専用アプリ『誰でもIPO』はまだリリースされていませんが、ワンタップバイの口座開設を済ませておけば、リリース後すぐにIPOの取引を行う事ができます。

ワンタップバイの口座は、『誰でもIPO』も含めた全てのアプリに共通した口座となっています。

手続きの流れは以下の通りです(画像をクリック・タップすると拡大バージョンが見れます)。

ワンタップバイの口座開設ステップ1 ワンタップバイの口座開設ステップ2 ワンタップバイの口座開設ステップ3 ワンタップバイの口座開設ステップ4
ワンタップバイの口座開設ステップ5 ワンタップバイの口座開設ステップ6 ワンタップバイの口座開設ステップ7

入力する内容は、氏名や住所、資産の状況、投資目的などです。一般的な証券会社の口座開設時とほぼ同じ流れで進みます。データを入力するのに5分もかかりません。

マイナンバーや本人確認書類(運転免許証・健康保険証・住民票の写しなど)はアップロードできるので手間もかかりません(顔写真無しの本人確認書類を利用する人は2種類用意してください)。

申込み完了後、1週間~2週間ほどでログインパスワードや振込先銀行口座が記載された「口座開設完了のお知らせ」が簡易書留で届きます。

これで口座開設の手続きは完了です。口座に入金すれば、IPOの申込が可能になります。

【0歳から19歳】未成年口座の開設を検討している方へ

ワンタップバイでは、未成年の人も口座開設ができます。手続きの流れはさきほどと同じですが、申込完了後に別途書類の提出が必要になります。

未成年口座開設時の必要書類
  • 未成年者との続柄を証明する書類(住民票や戸籍謄本)
  • 親権者の同意書
0歳~14歳までの人は、親権者の本人確認書類が必要です。また、親権者のワンタップバイ口座も必要になります。

なお、「親権者の同意書」に関する書類は、ワンタップバイから郵送されてくるので、記入・捺印をして返送してください。

IPO専用アプリ「誰でもIPO」まとめ

今回は、ワンタップバイ(One Tap BUY)のIPO専用アプリ「誰でもIPO」について紹介しました。

1株から“IPOに申し込めるので、より多くの人がIPOの当選を味わえるサービスになると思われます。

サービス開始予定は11月下旬です。翌月の12月は毎年IPOが集中する時期なので、ワンタップバイでも多くのIPOを取り扱う事が期待されます。サービス開始後に口座開設をしていると間に合いませんので、今のうちに口座開設を済ませておきましょう。

ちなみに、当選したIPO株の売却は、「誰でもIPO」から予約注文を行うか、ワンタップバイ「日本株アプリ」で行います。念の為、日本株アプリもダウンロードしておきましょう。
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