- IPOルール公開!BB前に必ずチェック!⇒ワンタップバイ「募集等に係る株券等の顧客への配分に係る基本方針」
- 12月10日:初のIPO取扱銘柄「ソフトバンク」の抽選結果発表!
- 購入申込期間は12月11日~12月13日15時30分まで(⇒「【誰でもIPO】ソフトバンクの抽選後の手続きを紹介~当選・補欠当選の方は要チェック~」)
11月2日、スマホ証券「ワンタップバイ(One Tap BUY)」から驚きのニュースが飛び込んできました。
現在、IPOを取り扱っている証券会社では「100株単位」での申込となっていますが、『誰でもIPO』なら「1株から」申し込めるようになります。つまり、IPO投資に必要な資金が100分の1にまで圧縮されるわけです。
まさに誰でもIPOに参加しやすい環境がワンタップバイによって提供される事になります。
スマホ証券「ワンタップバイ」は元より少額投資家にターゲットを絞って「1,000円から株式投資ができるサービス」を提供していたので、こうしたサービスを前から企画していたのでしょう。
それでは、まだ詳細は不明な部分もありますが、今分かっている事を中心に予想を交えてスマホ証券ワンタップバイが提供する『誰でもIPO』について紹介していきたいと思います。
注:申込自体は5分程度で済みますが、取引を開始まで1~2週間の時間を要します。リリース直後は口座開設が殺到して手続きが遅れてしまう事が予想されるので、今のうちに手続きを済ませておきましょう。
ワンタップバイ(One Tap BUY)のIPO専用アプリ「誰でもIPO」の特徴
それでは、ワンタップバイ(One Tap BUY)のIPO専用アプリ「誰でもIPO」の特徴を抽選ルールや資金ルールなどのIPOルールを中心に紹介していきたいと思います。
申込株数は1株単位~複数当選の可能性もある~
ワンタップバイ(One Tap BUY)のIPO専用アプリ「誰でもIPO」では、1株単位でIPOに申込ができます。通常の証券会社では1単元100株が最低の申込単位なので、かなり革新的なシステムとなっています。日本初のシステムみたいですね。
たとえば、仮条件の上限が3,000円のIPO銘柄に申し込む場合だと
- 誰でもIPO・・・1株分の3,000円で申込可能
- 通常の証券会社・・・100株分の300,000円が申込に必要
このように、少額の資金でIPOにチャレンジできるというメリットがあります。しかも、1株単位で刻んで、5株分や10株分などの申し込みもできます。
「1株で申し込んで当選したとしても、得られる利益は少ないよね・・・」と感じる人もいると思いますが、ワンタップバイの『誰でもIPO』では複数単位(2株以上)が当選する可能性もあります。
以下の画像は『誰でもIPO』の抽選結果のサンプル画像です。
上記画像では35株の当選となっていますので、複数当選も十分あり得ると考えられます。そうしたことから、得られる利益もその分大きくなるでしょう。逆に言えば、公募割れすると損失額が大きくなるので、1株単位での申込でも銘柄分析はしっかり行うようにしましょう(この点はスマホ証券でも通常の証券会社でもやる事は同じです)。
IPOスケジュール・流れは前期型
ワンタップバイ(One Tap BUY)の『誰でもIPO』は、おそらく前期型のIPOスケジュール・流れとなっています。
- 抽選申込
- 抽選(結果の発表)
- 購入申込
- 上場日
というのも、さきほどのサンプル画像内で以下のような表示がなされているからです。
このように、当選結果の確認後に購入申込を行う流れになっています。後期型なら購入申込をした後に抽選が行われるので、ワンタップバイ(One Tap BUY)の『誰でもIPO』は前期型のIPOスケジュールを組んでいる事になりそうです。
抽選方法は完全平等抽選か
ワンタップバイの「誰でもIPO」では、おそらく抽選方法に完全平等抽選が採用されると思います。その理由は、プレスリリースに以下のような文言があるからです。
多くの方に当選の機会を作りたいとの思いでサービスを開始します。
潤沢な資金が有る人が有利になる「資金比例方式」や過去の取引額等に基づいた「優遇抽選」などを採用すると、上記の文言と矛盾する事になるので完全平等抽選が採用されるはずです。
また、申込株数にも上限を設けるなど、一部の当選者に偏った配分が行われないようなシステムになると予想されます。
また、抽選配分割合は、ワンタップバイの引受株数全てを抽選に回す100%に決定。
資金ルール~前受金制を採用か~
ワンタップバイの「誰でもIPO」では、抽選に申し込むにあたって入金が必要な「前受金制」が採用されると思います。つまり、入金のタイミングは「BB時」となります。こちらも以下のサンプル画像が根拠です。
BB開始前の画面で「まずは入金から!」と表示されているので、ブックビルディングに申し込むにあたって口座に入金しておく必要がありそうです。
資金拘束はブックビルディング申込時点から!
入出金手数料は自己負担~「おいたまま買付」がお得~
「ワンタップバイの口座」と「銀行口座」との間での入出金時の手数料は利用者の自己負担となっています。入出金が口座に反映される時間は1時間~2時間程度かかります(銀行の営業時間外は翌営業日)。
- 入金時・・・利用する銀行口座によって異なる
- 出金時・・・みずほ銀行の手数料体系に基づく
なお、ワンタップバイでは「おいたまま買付」という入金手続きをせずに株式の購入ができるサービスが提供されています。預金口座と連携させる事で、取引と同時に口座から自動で資金が振り替えられます。
当該サービスを利用できる金融機関・サービスとそれぞれの手数料は以下の通りです。
金融機関・サービス | 手数料(税込) |
---|---|
三井住友銀行 *1 | 108円 |
みずほ銀行 *1 | 108円 |
ドコモ口座 *2*3*4 | 150円 |
ソフトバンクカード *4 | 150円 |
*2 日本株購入には利用不可
*3 月間の送金限度額は20万円
*4 出金手数料は無料
この「おいたまま買付」サービスは送金の手間が省けて非常に便利なサービスなのですが、IPO投資には利用できません。
当選確率は証券会社より高くなりそう?
ワンタップバイの「誰でもIPO」は、通常の証券会社よりも当選確率が高くなると予想しています。というのも、ワンタップバイでは1株からの申込となっているからです。
単純な例を挙げてみると、ワンタップバイと通常の証券会社に100株ずつIPO株が割り当てられた場合の当選人数は以下の通りです。
- ワンタップバイ・・・100人
- 通常の証券会社・・・1人
単純計算すれば、ワンタップバイの方が100倍も当選確率が高い事になります。複数単位の当選をする可能性を考慮しても、数十倍にはなるでしょう。
もちろん、実際は割当株数も申込者数も異なるので、このような単純比較は当てはまりませんが、「1株から申し込む」のか「100株から申し込む」のかという違いは当選確率に大きな影響を与えると思います。
割当株数は少ない?
スマホ証券のワンタップバイがどれくらい割当株数を受けるのか?当選本数に関わってくるので気になるポイントですよね。
おそらく、ワンタップバイが取り扱うIPO銘柄は、出資を受けているみずほ証券及び東海東京ファイナンシャルグループ(東海東京証券)が幹事を務める銘柄になると思います。委託販売という形ですね。
そのため、割当株数自体はそこまで多くならないと思います。ただみずほ証券や東海東京証券が主幹事を務める銘柄では、両社の割当株数自体が多くなるので、その分ワンタップバイに委託される株数も多くなる事が予想されます。
なお、スマホアプリですからIPOの取扱銘柄が決まれば、事前にプッシュ通知で知らせてくれると思うので見逃さないようにしましょう。
売買手数料~選べる2つのプラン~
ワンタップバイでは、売買手数料の計算に2つのプランが用意されています。おそらくIPO専用アプリ『誰でもIPO』にもこの2つのプランが適用されるはずです。
- 定額プラン・・・何回取引をしても売買手数料は1,058円/月の定額制(税込)
- 都度プラン・・・1回の取引毎に約定金額に対して0.5%の売買手数料が発生
売買手数料プランを選択する際は、1ヶ月間の取引額が211,600円を超えるか超えないかが目安となります。211,600円に都度プランの0.5%を乗じると、定額プランと同額の1,058円になるからです。
と言っても、どれだけ取引をするかは分からない部分もあるので、ワンタップバイの利用頻度で決めても良いかもしれませんね。
『誰でもIPO』を含めてワンタップバイの各アプリを高い頻度で利用する人は「定額プラン」で良いでしょう。一方、『誰でもIPO』だけを利用する人は「都度プラン」で良いと思います。プラン変更も可能なので、サービス開始後のワンタップバイのIPO取扱数や当選具合を考慮して、最適な売買手数料プランにしていきましょう。
ワンタップバイの口座開設~簡単5分で完了~
IPO専用アプリ『誰でもIPO』はまだリリースされていませんが、ワンタップバイの口座開設を済ませておけば、リリース後すぐにIPOの取引を行う事ができます。
手続きの流れは以下の通りです(画像をクリック・タップすると拡大バージョンが見れます)。
入力する内容は、氏名や住所、資産の状況、投資目的などです。一般的な証券会社の口座開設時とほぼ同じ流れで進みます。データを入力するのに5分もかかりません。
マイナンバーや本人確認書類(運転免許証・健康保険証・住民票の写しなど)はアップロードできるので手間もかかりません(顔写真無しの本人確認書類を利用する人は2種類用意してください)。
申込み完了後、1週間~2週間ほどでログインパスワードや振込先銀行口座が記載された「口座開設完了のお知らせ」が簡易書留で届きます。
これで口座開設の手続きは完了です。口座に入金すれば、IPOの申込が可能になります。
【0歳から19歳】未成年口座の開設を検討している方へ
ワンタップバイでは、未成年の人も口座開設ができます。手続きの流れはさきほどと同じですが、申込完了後に別途書類の提出が必要になります。
- 未成年者との続柄を証明する書類(住民票や戸籍謄本)
- 親権者の同意書
なお、「親権者の同意書」に関する書類は、ワンタップバイから郵送されてくるので、記入・捺印をして返送してください。
IPO専用アプリ「誰でもIPO」まとめ
今回は、ワンタップバイ(One Tap BUY)のIPO専用アプリ「誰でもIPO」について紹介しました。
“1株から“IPOに申し込めるので、より多くの人がIPOの当選を味わえるサービスになると思われます。
サービス開始予定は11月下旬です。翌月の12月は毎年IPOが集中する時期なので、ワンタップバイでも多くのIPOを取り扱う事が期待されます。サービス開始後に口座開設をしていると間に合いませんので、今のうちに口座開設を済ませておきましょう。