【むさし証券】IPOルールを解説!IPOに申し込む上で知っておきたい抽選方法や資金ルール

むさし証券のIPOルール

2017年から資金不要(前受金0円)でIPOの抽選に申し込む事が可能になった「むさし証券」。その魅力的なルールに惹かれて、口座を開設した人又は開設を検討している人は多いでしょう。

では、むさし証券のその他のIPOルールはしっかりと把握できているでしょうか?

資金不要とはいえ、当選後には入金が必要になります。「入金のタイミングはいつなのか?」また「資金拘束はいつ受けるのか?」そうした事がボンヤリしていませんか?そして、抽選においてはどのような抽選方法が採用され、どれだけの株数が配分されるのか、こうした事もきっと気になってくるはずです。

そこで今回は、むさし証券のIPO取引ルール(抽選方法・資金関係)や幹事実績、手数料などを余す事無く紹介していきたいと思います。

なお、以下にむさし証券のIPOルールなどをまとめていますので、ササッとポイントだけ押さえたいという人は利用してくださいね。

証券会社 むさし証券
抽選配分 10% 抽選時資金 不要
抽選方法 完全平等抽選 入金時期 購入申込時
ペナルティ なし 資金拘束 購入申込時
抽選結果 当選・補欠・落選 同一資金
発表時間 抽選日の翌朝6時 口座開設数 不明
主幹事実績 2016年 2017年 2018年
0件 0件 0件
幹事実績 9件 7件 12件
売買手数料
(1注文毎)
10万円 20万円 30万円
75円 95円 175円
40万円 50万円 100万円
175円 175円 320円
即時入金 三菱UFJ銀行・三井住友銀行 他8行
NISAでIPO NISA口座のみ可能
コメント 資金不要で抽選に参加可能!売買手数料は業界TOPクラスの安さ
今すぐむさし証券でIPO投資を始めたい人へ
むさし証券でIPO投資を始めるにはまず口座を開設する必要があります。口座開設手続き自体は5分程度で完了します。口座開設ページへのリンクを以下に用意しているのでご利用ください。

むさし証券のIPOルール

では、さっそくむさし証券のIPO取引ルールについて見ていきましょう。抽選編と資金編に分けて紹介していくので、それぞれチェックしてくださいね。

なお、当記事で紹介している内容は、2018年12月12日時点でむさし証券が公開している情報等を基に作成してます。また、インターネット取引「トレジャーネット」に関する内容が中心となっています。

抽選編

まずはむさし証券の「抽選ルール」から見ていきます。

抽選方法は完全平等抽選を採用~対面取引は優遇抽選有り~

むさし証券が採用している抽選方法は「完全平等抽選」です。

抽選にあたっては、抽選となる需要申告又は配分の申込みに番号を付し、その番号を対象に抽選を行います。

(引用:むさし証券「募集等に係る株式等の顧客への配分に係る基本方針」

つまり、抽選参加者1人に対して1つの抽選番号が付与されるので、申込株数が当選確率を変動させる事はありません。また、口座の保有期間や預けている資産額なども当選確率に影響を与える事はありません。

このように完全平等抽選では、文字通り、誰もが公平な抽選を受けられます。

なお、対面取引では完全平等抽選で落選した人を対象に優遇抽選が行われます(トレジャーネット利用者は対象外)。優遇抽選とは、取引実績等に応じて当選確率が変動する抽選方法です。具体的な内容は以下の通りです。

条件優遇内容
手数料5万円以上又は預り資産100万円以上抽選権利1単位付与
手数料30万円以上かつ預り資産200万円以上抽選権利2単位付与
手数料500万円以上かつ預り資産1,000万円以上抽選権利3単位付与
上記以外に、ブックビルディング申込時点で有価証券の預りが500万円以上である場合は抽選権利が1単位付与されます。

むさし証券で日頃から取引を行っている人が優遇される内容になっていますね。ちなみに、上記条件の手数料及び預り資産の計算対象期間と優遇内容の適用期間は以下の通りです。

優遇抽選の計算期間及び適用期間(参考:むさし証券

抽選配分は10%

むさし証券では、完全平等抽選によって配分する株数を個人投資家への配分予定数量の10%と定めています。下記の文章は、むさし証券が定めている配分規則の抽選配分に関する部分を抜粋したものです。

配分する数量のうち、個人等のお客様への配分予定数量の10%以上を当該抽選に付することといたします。

(引用:むさし証券「募集等に係る株式等の顧客への配分に係る基本方針」

たとえば、個人投資家への配分予定数量が3万株のIPO銘柄では、そのうちの10%である3,000株が完全平等抽選によって配分される事になります。

なお、対面取引の優遇抽選による抽選配分は、同様に10%となっています。

ちなみに、ネット証券と抽選配分を比較すると、むさし証券の10%というのはかなり低い数値と言えます。マネックス証券楽天証券などは抽選配分が100%となっていますからね。抽選配分は当選本数の多さに直結するので、ネット証券も併せてチェックしておいてくださいね。

IPOにおすすめのネット証券ランキング~幹事実績・抽選方法などを徹底比較~

2018.10.24

当選するのは1単元~申込株数も100株でOK~

むさし証券では、当選数量について1単元(100株)までというルールが定められています。そのため、複数単元が当選する事はありません。

できるだけ多くのお客様に配分が行われるよう、原則、一のお客様への当選数量は最低売買単位としております。

(引用:むさし証券「募集等に係る株式等の顧客への配分に係る基本方針」

なお、むさし証券ではブックビルディング申込時に200株以上の申込が出来ますが、100株までしか当選しないので、申込株数は100株で良いでしょう。

抽選結果は当選・補欠・落選の3パターン~発表は抽選日の翌朝6時以降~

むさし証券では、抽選結果の表示内容が以下の3パターンになっています。

抽選結果の表示内容
  • 当選
  • 補欠当選
  • 落選
抽選結果が発表されるのは抽選日の翌朝6時以降です。

当選した人は、購入申込期間内に「購入申込」又は「当選辞退」を行いましょう。また、補欠当選の人も同様に「購入申込」又は「購入辞退」を行いましょう。

なお、補欠当選時に購入申込をしても必ずIPOを購入できるわけではありません。当選者からの辞退があり、かつ繰上抽選において当選した場合にIPOの購入ができます。補欠申込時の購入申込の判断ポイントについては以下の記事を参考にしてください。

IPOに補欠当選した時の判断ポイント!~繰上当選を狙うべきか購入申込を辞退すべきか~

2018.10.10

当選辞退に対するペナルティなし

むさし証券では当選辞退をしても辞退者に対してペナルティが課される事はありません(購入申込を忘れた場合も同様)。

「IPOに申し込めなくなる」とか「その後当選しにくくなる」など、当選辞退によって悪影響を受ける事はないので、公募割れしそうなら何も気にせず当選を辞退しても大丈夫です。

資金編

では、続いてむさし証券の資金ルールについて見ていきましょう。

資金不要(前受金0円)でIPOの抽選に参加可能

むさし証券は、資金不要で抽選を受ける事ができます。前受金0円で抽選を受けられるので資金効率は◎

資金移動の事を考えなくて良く、ただただブックビルディングの申込をすれば良いだけです。

IPO投資においてはかなり魅力的な特徴なので、まだ口座を持っていない人は開設を検討してみましょう。

なお、むさし証券以外にも資金不要で抽選に参加できる証券会社があります。その特徴を持っている全ての証券会社を以下の記事にまとめているので、是非チェックしておいてくださいね。

資金不要!IPOの抽選に前受金0円で参加できる証券会社8社

2018.07.19

入金のタイミングは購入申込時

むさし証券の入金タイミングは「購入申込時」です。当選した人及び補欠当選からの繰上当選を狙う人は、入金してから購入申込を行ってください。

なお、購入申込期間は目論見書に記載されている募集期間よりも短くなっているので注意してくださいね。

資金拘束を受けるタイミングも購入申込時

資金拘束を受けるタイミングも「購入申込時」です。補欠当選の人も購入申込を行うと資金拘束を受けます。

そして、補欠申込を行って繰上当選に至らなかった場合は、購入申込期間最終日の翌々営業日に資金拘束から開放されます。

むさし証券のIPO主幹事・幹事実績

続いて、むさし証券のIPO取り扱い件数について見てみましょう。

2016年~2018年における主幹事・幹事実績がこちらです。

 2016年2017年2018年
主幹事実績0件0件0件
幹事実績9件7件12件
IPO全体件数83件90件90件

主幹事実績はありません。幹事実績は毎年10件程度です。安定して幹事入りはしているものの、取扱件数自体は少ないです。資金不要で抽選に参加できるので、むさし証券にはもう少し引受業務を頑張ってもらいたいところですね。

なお、以下の記事に2017年及び2018年の主幹事・幹事実績をランキング化しているので興味のある人はチェックしてみてくださいね。

どこが多い?IPOの主幹事・幹事実績ランキング2018

2018.07.17

むさし証券の手数料

続いて、むさし証券の「売買手数料」と「入出金手数料」について紹介していきます。

なお、口座開設手数料・口座維持費はかかりません。

売買手数料

むさし証券では、現物株式取引の売買手数料プランとして「トレジャースタンダード」と「トレジャーボックス」の2つのプランが用意されています。

手数料プランの概要
  • トレジャースタンダード:1注文毎に約定金額に対して手数料が発生
  • トレジャーボックス:1日の約定金額合計に対して手数料が発生

それぞれの手数料体系は以下の通りです(2018年12月時点、税抜)。

トレジャースタンダード

約定金額売買手数料
10万円まで75円
20万円まで95円
50万円まで175円
100万円まで320円
150万円まで380円
300万円まで440円
600万円まで750円
900万円まで1,320円
1,200万円まで1,760円
1,500万円まで2,200円
1,800万円まで2,640円
2,100万円まで3,080円
3億円まで3,520円
トレジャーボックス
1日の約定金額合計売買手数料
300万円まで1,200円
600万円まで2,400円
900万円まで3,600円
1,200万円まで4,800円
1,500万円まで6,000円
1,800万円まで7,200円
2,100万円まで8,400円
2,400万円まで9,600円
2,700万円まで10,800円
2,700万円超12,000円

むさし証券の売買手数料は業界TOPクラスの安さです。IPO投資だけでなく、現物取引や信用取引などでも利用する価値は十二分にあります(なお、株式取引と信用取引を区分しないので、信用取引も上記手数料体系となります)。

以下の記事で19社の証券会社の売買手数料(1約定毎に手数料が発生するプラン)を比較しているので参考にしてください。

IPO投資にかかる売買手数料~証券会社の比較一覧表~

2018.10.11

なお、むさし証券をIPO投資メインで使用するなら、売買手数料プランは「トレジャースタンダード」がオススメです。

入出金手数料

次に紹介するのは入出金時の振込手数料についてです。

まずはむさし証券の口座への入金方法について見ていきます。入金方法は2つで、それぞれの振込手数料や反映時間は以下の通りです。

入金方法手数料反映時間
ネットバンク入金無料即時
バーチャルバンク入金負担1、2時間
バーチャルバンク入金とは、ATMや銀行窓口、インターネットバンキングからの振込による入金方法です。

オススメの入金方法は、むさし証券にログインして入金手続きを行う「ネットバンク入金」です。手数料無料、かつ入金が即時に反映されるためです。

ネットバンク入金に対応している金融機関は以下の通りです(各金融機関でネットバンキングの契約が必要)。

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行
  • 埼玉りそな銀行
  • ジャパンネット銀行
  • 楽天銀行
  • 住信SBIネット銀行
  • イオン銀行
  • 近畿大阪銀行
  • ゆうちょ銀行

振込手数料を支払うのは非常に勿体ないので、上記のいずれかの金融機関を利用するようにしましょう。


続いて、むさし証券の口座から登録している金融機関の口座へ出金する方法について見ていきます。出金方法は1つだけで、むさし証券にログインして出金手続きを行います。手数料は無料です。

なお、出金が反映される時期は以下の通りです。

  • 15時までの出金手続き:翌営業日に反映
  • 17時以降の出金手続き:翌々営業日に反映

NISA口座のみIPOの抽選に参加可能

むさし証券では、NISA口座及びジュニアNISA口座の開設が可能ですが、IPOの抽選に参加できるのはNISA口座のみとなっています。ジュニアNISA口座からは申し込めません。

なお、NISA口座での買付けを行う場合は、当選後の購入申込時に口座区分を選択します。

まとめ

今回はむさし証券のIPOルールなどについて紹介しました。

IPO投資をする上で「資金不要で抽選に参加可能」という特徴は大きな魅力です。それだけでむさし証券の口座を開設する価値はあるでしょう。

また、売買手数料が業界TOPクラスの安さなので、IPO投資以外の取引をする人にとっても魅力的な証券会社と言えます。

最後にむさし証券のIPOルールの特徴点をまとめておくのでチェックしておいてくださいね。

むさし証券のIPOルールの特徴点
  • 抽選方法は完全平等抽選を採用
  • 抽選配分10%
  • 当選辞退に対するペナルティなし
  • 資金不要で抽選に参加可能
  • 入金・拘束のタイミングは共に購入申込時
  • 売買手数料は業界TOPクラスの安さ
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