【東海東京証券】IPOルールを解説~申込前にチェックしておきたい抽選方法や資金ルール~

東海東京証券のIPOルール

東海東京証券のIPOルールを把握できていますか?これから東海東京証券でIPOに参加していこう!と考えている人は、抽選方法や資金ルールなどはしっかりと理解しておいた方が良いでしょう。

そこで今回は、東海東京証券のIPO取引ルール(抽選方法・資金関係)や幹事実績、手数料などを余す事無く紹介していきたいと思います。

なお、以下に東海東京証券のIPOルールなどをまとめていますので、ササッとポイントだけ押さえたいという人は利用してくださいね。

証券会社 東海東京証券
抽選配分 10%~100% 抽選時資金 必要
抽選方法 完全平等抽選
優遇抽選
入金時期 BB時
ペナルティ なし 資金拘束 抽選実施時
抽選結果 当選・補欠・落選 同一資金 可能
発表時間 17時以降 口座開設数 35万
主幹事実績 2016年 2017年 2018年
5件 3件 1件
幹事実績 15件 11件 16件
売買手数料
(1注文毎)
10万円 20万円 30万円
1,500円 1,500円 1,500円
40万円 50万円 100万円
1,500円 1,725円 3,450円
即時入金 三菱UFJ銀行・三井住友銀行・ゆうちょ銀行
NISAでIPO NISA口座のみ可能
コメント 同一資金での申込が可能なので資金面は○。ただ優遇を受けられないと当選期待度は低い
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東海東京証券のIPOルール

では、さっそく東海東京証券のIPO取引ルールについて見ていきましょう。抽選編と資金編に分けて紹介していくので、それぞれチェックしてくださいね。

なお、当記事で紹介している内容は、2018年11月30日時点で東海東京証券が公開している情報等を基に作成しています。

抽選編

まずは東海東京証券の「抽選ルール」から見ていきます。

抽選方法は「完全平等抽選」と「優遇ステージ抽選」を採用

東海東京証券では、「完全平等抽選」と「優遇ステージ抽選」の2つの抽選方法を採用しています。

抽選方法の概要
  • 完全平等抽選:保有資産等に関係なく、抽選参加者全員の当選確率が同一となる抽選
  • 優遇ステージ抽選:預り資産及び支払手数料に基づいて、当選確率が優遇される抽選

優遇ステージ抽選では上位ステージほど当選確率が優遇されます。以下の画像のようなイメージです(どれだけ優遇されるかは銘柄等によって異なります)。

東海東京証券の優遇ステージ(出典:東海東京証券

ステージAの条件を満たす人の中から、より優良な顧客がステージSの適用を受けます。

ステージの判定基準は「預り資産」と「支払手数料」です(金額は上記画像の通り)。ただ両方の基準を満たす必要があります。判定期間及び適用期間は以下の通りです。

  1. 判定期間9月~2月⇒適用期間4月~9月
  2. 判定期間3月~8月⇒適用期間10月~3月

ただ優遇ステージ抽選が行われるのは、東海東京証券の引受株数が2,000単位未満の場合です(完全平等抽選も行われます)。引受株数が2,000単位以上の場合は完全平等抽選のみが行われます。

簡単に言い換えると、ソフトバンクなどの巨大なIPOではない限り、東海東京証券が幹事の時は2種類の抽選が行われ、主幹事の時は完全平等抽選だけが行われます。

抽選配分は10%~100%

東海東京証券の抽選配分は、個人顧客へ割り当てる数量の10%~100%です。

かなり幅がありますが、これは東海東京証券の引受株数によって抽選方法が異なり、それによって抽選配分も異なってくるためです。また抽選の対象者も変わってきます。

東海東京証券の引受株数が2,000単位未満の場合
この場合、抽選配分は100%となります。その内訳は以下の通りです。

  • 完全平等抽選:10%
  • 優遇ステージ抽選:90%

完全平等抽選の対象者は「ステージ優遇を受けない人」だけです。そして、優遇ステージ抽選の対象者は「ステージ優遇を受ける人」だけです。

東海東京証券の引受株数が2,000単位以上
この場合、抽選配分は10%となります。その内訳は以下の通りです。

  • 完全平等抽選:10%
  • 抽選によらない配分(裁量配分):90%

完全平等抽選の対象者は「かんたんダイレクトサービスの利用者」だけです。そして、抽選によらない配分の対象者は「あんしん総合サービスの利用者」だけです。

いずれにおいても完全平等抽選には10%配分が確保されているルールになっていますね。

申込株数はいくら?複数単元が当選する可能性は?

申込可能株数は、銘柄によって異なりますが、ほぼ全ての銘柄で100株~1,000株となっています。そのため、複数単元分の申込は可能です。

複数単元が当選するのか?という点については、ルール上は「可能性アリ」と考えられます。

ただ日本証券業協会が公表している「個人顧客への配分状況(2017年1月以降のデータ)」を見てみると、完全平等抽選において複数単元の当選はありません。一方、優遇ステージ抽選及び抽選によらない配分においては複数単元の当選・配分が行われています。

こうした事から、完全平等抽選で複数単元の当選を狙うのは難しいと判断できます。なので、完全平等抽選の対象者は、申込株数を100株にしてブックビルディングに参加すると良いでしょう。完全平等抽選ですから申込株数が当選確率に影響する事はありませんからね。

抽選結果は当選・補欠当選・落選の3パターン~発表は17時以降~

東海東京証券では、抽選結果の表示内容は以下の3パターンです。

  • 当選
  • 補欠当選
  • 落選
抽選結果が発表されるのは、公開価格決定日の17時以降です。

当選した人は、購入申込期間中に忘れずに購入申込みを行いましょう。また、補欠当選した人は、繰上当選を狙うなら購入申込みを行ってください。なお、補欠当選時の判断については以下の記事を参考にしてください。

IPOに補欠当選した時の判断ポイント!~繰上当選を狙うべきか購入申込を辞退すべきか~

2018.10.10

当選辞退に対するペナルティなし

東海東京証券では、当選後に辞退をしてもペナルティを受ける事はありません。購入申込を忘れた場合も同様にペナルティなしです。

当選してから「あれ?この銘柄もしかして公募割れする?」と不安になる事もあると思います。ペナルティが有る証券会社では当選辞退しにくいですが、東海東京証券ではペナルティが無いので、気にせず当選辞退をする事ができます。

購入申込の意思表示は1回までです。意思表示後の取消・訂正はできないので、慎重に判断してくださいね。

資金編

では、続いて東海東京証券の資金ルールについて見ていきましょう。

入金のタイミングは抽選申込時

東海東京証券の入金タイミングは「抽選申込時」です。抽選に参加するにあたって必要金額を東海東京証券の口座へ入金しておく必要があります。

必要金額
申込価格×申込株数

ブックビルディング期間最終日は、申込受付が午前10時までとなっています。入金方法によっては間に合わない可能性があるので、時間に余裕をもって手続きを行ってください。

資金拘束を受けるタイミングは抽選実施時

資金拘束を受けるタイミングは「抽選実施時」です。抽選の結果、当選・補欠当選となった場合は資金拘束がそのまま継続されます。落選した場合は、その時点ですぐに資金拘束から開放されます。

なお、当選・補欠当選時の資金拘束からの開放タイミングは以下の通りです。

抽選結果意思表示開放時期
当選購入辞退辞退後すぐ
購入も辞退もせず
(申込忘れも含む)
購入申込期間最終日の翌日午前6時頃
補欠当選購入辞退辞退後すぐ
購入も辞退もせず
(申込忘れも含む)
購入申込期間最終日の翌日午前6時頃
購入申込後、繰上当選ならず購入申込期間最終日の翌日午前6時頃
補欠当選時の注意点
繰上当選を狙わない場合は、必ず購入辞退を行いましょう。購入辞退をしないと無駄に資金拘束を受け続ける事になります。

同一資金での複数銘柄への申込可能!ただし注意点あり!

東海東京証券では抽選申込時点で資金拘束を受けないので、ブックビルディング期間が重なっている複数の銘柄の抽選に同一資金で申し込む事ができます

事例
A銘柄(必要資金20万円)とB銘柄(必要資金30万円)の銘柄があった場合、B銘柄の申込に必要な30万円を口座に入金すれば、その資金でA銘柄・B銘柄の両方に申込ができます(50万円を入金する必要はありません)。

このように必要資金が最大である銘柄の資金だけ入金しておけば、その他の銘柄の抽選も受けられるので資金効率をUPさせる事ができます。

注意

ただし、同一日抽選の銘柄に対しては上記方法を利用する事ができません。抽選実施時に資金拘束を受けるので、買付余力不足となった銘柄は抽選対象外となるからです。

そのため、同一日抽選の複数銘柄に申し込む場合は、全ての銘柄が抽選対象となるように資金を用意するようにしましょう。

東海東京証券のIPO主幹事・幹事実績

続いて、東海東京証券のIPO取り扱い件数について見てみましょう。

2016年~2018年における主幹事・幹事実績がこちらです。

 2016年2017年2018年 *
主幹事実績5件3件1件
幹事実績15件11件16件
IPO全体件数83件90件64件
* 2018年の実績は、10月12日に上場したイーソル株式会社までを計上しています。なお、幹事実績には主幹事実績の件数も含まれています。

東海東京証券は、少ない件数ですが主幹事を務める事もあります。また、全体の10%~20%の割合で幹事を務めています。

抽選に参加する機会がそこそこ有る証券会社ですので、口座を持っておいても損は無い証券会社と言えるでしょう。

東海東京証券の手数料

続いて、東海東京証券の「売買手数料」と「入出金手数料」について紹介していきます。

なお、口座開設手数料はかかりません。

口座管理料

東京東海証券では、毎年8月に口座管理料3,000円(税抜)が発生します。ただし、一定の条件をクリアすれば口座管理料は無料になります。

口座管理料が無料になる条件
  • 取引報告書等電子交付サービスの登録
  • NISA口座の開設
  • 東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式の保有 他9個

12個ある条件のうちどれか1つをクリアすれば口座管理料は無料になります。で、最も簡単な条件が「取引報告書等電子交付サービスの登録」です。といっても、かんたんダイレクトサービスを利用している場合は、取引報告書電子交付サービスへの登録が口座開設の必須条件となっているので、既にクリアしています。

あんしん総合サービスを利用している人は、他の条件でクリアしていなければ、取引報告書等電子交付サービスの登録を行っておきましょう。

売買手数料

東海東京証券では、現物株式取引の売買手数料プランとして「1約定毎に手数料が発生するプラン」が用意されています。

手数料体系は以下の通りです(2018年11月時点、税抜、かんたんダイレクトサービス・オンライントレードの場合)。

約定金額売買手数料
100万円まで0.345%
200万円まで0.255%+3,000円
300万円まで0.2475%+3,500円
400万円まで0,234%+4,850円
500万円まで0.231%+5,250円
1,000万円まで0.198%+10,750円
3,000万円まで0.159%+23,750円
5,000万円まで0.075%+107,750円
5,000万円超0.024%+192,750円
最低手数料は1,500円。約定金額に対して、該当する売買手数料欄の割合を乗じ、固定加算額があれば加算する事によって売買手数料が計算されます。たとえば、約定金額が130万円の場合、売買手数料は130万円×0.255%+3,000円=6,315円となります。

IPO投資では、1単元当たりの約定金額が100万円以内におさまる事が多いので、参考として10万円単位での売買手数料についても以下に紹介しておきます。

約定金額売買手数料
10万円1,500円
20万円1,500円
30万円1,500円
40万円1,500円
50万円1,725円
100万円3,450円

はっきり言って、東海東京証券の売買手数料は高いです。ネット証券の10倍ぐらい、約定金額次第では20倍近い手数料を取られます。IPO投資では売買手数料よりも当選する事が大事なのでそこまで気にする必要はありませんが、その他の投資も行うのであれば、別の証券会社で行う事をオススメします。

下記記事で売買手数料について比較しているので参考にしてくださいね。

IPO投資にかかる売買手数料~証券会社の比較一覧表~

2018.10.11

入出金手数料

次に紹介するのは入出金時の振込手数料についてです。

まずは東海東京証券の口座へ入金する際の「入金方法」と「それぞれの振込手数料」及び「反映時間」について見ていきます。

入金方法手数料反映時間
銀行振込無料確認次第
東海東京カード無料即時
即時入金サービス無料即時

いずれの方法も振込手数料は無料ですが、便利なのは「即時入金サービス」です。スマホ・PCから入金指示を行う事ができ、入金が口座に即時反映されます。

この即時入金サービスに対応している金融機関がこちらです(ネットバンキングの契約が必要です)。

  • 三菱UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • ゆうちょ銀行

資金移動が多いIPO投資では”即時反映”は重要性が高いです。対応している金融機関は少ないですが、いずれかの銀行口座を利用するようにしましょう。


では続いて、東海東京証券の口座からの出金についてです。出金方法は2つあり、それぞれの振込手数料と出金が反映される時間をまとめておきます。

出金方法手数料反映時間
東海東京カード無料即時
振込無料15:30まで翌営業日
15:30以降翌々営業日

「振込」といっても、オンライントレードの画面で出金額を入力し、出金指示を出す方法です。出金が銀行口座に反映されるのは最短でも翌営業日となっているので、他の証券会社へ資金移動を行う場合は時間のズレを考慮するようにしてくださいね。

IPOの申込はNISA口座のみ可能~ジュニアNISAは不可~

東海東京証券では、NISA口座及びジュニアNISA口座を開設できますが、IPO投資ができるのはNISA口座のみとなっています。

ジュニアNISA口座からはIPOの抽選申込も店頭からの抽選によらない配分への申込もできません。

東海東京証券でIPOに当たらない・・・という人へ

「東海東京証券でIPOになかなか当たらない・・・」と悩んでいるのではないでしょうか?特に優遇ステージ抽選を受けられず、完全平等抽選だけでチャレンジしている人に多いと思います。抽選配分が10%と低い設定になっていますからね。

じゃあ優遇ステージの適用を受ければ良いのでは?と思うところですが、優遇を受けられるだけの資金があるなら最初から利用しているでしょうし、今から優遇を受けるにしても保有資産と手数料の両方の条件をクリアしなければならないのでそれもなかなか難しいです。

そのため、現実的な意見を言うと、東海東京証券ではIPO抽選における当選確率を上げにくくなっています。

そこで利用して欲しいのが、その他の証券会社です。なるべく多くの証券会社で抽選を受ける事によって、IPO投資全体の当選確率を上げていく方法です。抽選配分割合が高いネット証券資金不要で抽選を受けられる証券会社など、東海東京証券より有利なIPOルールを採用している証券会社を利用していきましょう。

もちろん、多くの抽選を受けるためには東海東京証券からも抽選に参加してくださいね。当選しにくいIPOではありますが、出来る事をコツコツやっていきましょう。

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東海東京証券のIPOルールまとめ

今回は東海東京証券のIPOルールなどについて紹介しました。

「優遇抽選への配分率が90%(引受株数が2,000単位未満の銘柄の場合のみ)」となっており、店舗型の証券会社の中では珍しい設定となっています。そのため、優遇ステージの適用を受けられる人にはIPOの当選チャンスが高い証券会社と言えるでしょう。

ただ完全平等抽選については配分割合が10%となっているので、優遇を受けられない人にとっては大きな期待を持てない証券会社となるかもしれません。

ただ幹事実績もそこそこ有り、また同一資金で複数銘柄への申込も可能なので、口座を開設しておいても損の無い証券会社です。今回の記事を読んで見て、興味を持った人は口座開設を検討してみてくださいね。

最後に東海東京証券のIPOルールの特徴点をまとめておくのでチェックしておいてくださいね。

東海東京証券のIPOルールの特徴点
  • 抽選方法は「完全平等抽選」と「優遇ステージ抽選」を採用
  • 抽選配分10%~100%
  • 当選辞退に対するペナルティなし
  • 入金時期は「抽選申込時」、拘束のタイミングは「抽選実施時
  • 同一資金で複数銘柄の抽選に参加可能(同一日抽選は不可)